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Laughingさぼてんの育て方シリーズ1「植木鉢」

Laughingさぼてんの育て方シリーズ2「用土」

Laughingさぼてんの育て方シリーズ3「水やり」

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私は黒いプラスチック製の鉢を使っています。なんか安っぽく見えますね。また、素焼き鉢の方が水はけがいいのではという声も聞こえてきそうです。でも、それなりの理由があるんです。

さぼてんは暖かい環境で機嫌よく育ちます。それは正しい。しかしもう少し厳密に考えてみましょう。暖かさを欲しがるのはさぼてんのどの部分でしょうか?正解は根なんです。本体(球)がいくら温かくても根が冷たければさぼてんは元気になりません。

素焼き鉢の場合、鉢に吸い込まれた水分が蒸発するときに気化熱として熱が奪われます。鉢→土→根の温度が下がってしまうんです。素焼きのワインクーラーと同じ原理ですね。だからプラスチック。

そして黒色は太陽の熱を吸収し、温まりやすいようになっているのです。直接、光の当たっている鉢は予想以上に熱くなりますが、それくらいがさぼてんにとっては快適なんです。

どうしても安っぽいのが嫌という方は黒色の本焼き鉢(オモトなんかに使われる)がいいと思います。

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色んな趣味家が工夫を凝らして自慢の培養土を作っているようですが、共通して言えることは排水性、保水性共に良いということ。この二つの条件は矛盾するように思えますが、別な言い方をすれば、水はけはいいが、すぐにカラカラに乾いてしまうということのない土という意味です。つまり、水をやったとき余分な水はサーッと流れ去ってしまい、いつまでもじめじめと湿っていることはないが、かなり長く水をやらないでもカラカラな水気のない状態になってしまわない土ということです。

私は豊中市にあるさぼてん業者「山城愛仙園というところが作っている「ネオ遠赤スーパーハイスピードP」という培養土を使っています。これは硬質赤玉土、軽石、活性炭、粒状肥料などに発酵したバーク(樹皮)を加えてあります。このバークは蘭栽培用に市販されているのを流用しているみたいですが、さぼてんとの相性も抜群に良く、特に幼苗はムクムク育つ感じです。自分でいくら工夫してもこの培養土には絶対にかなわない。少し高価やけど愛用しています。

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Laughing山城愛仙園の社長さんはさぼてんの事ならめちゃめちゃ詳しく(当たり前かTongue out)質問すれば丁寧に教えてくれます。初めて会った時、植物専門の大学教授が道楽でさぼてん屋をやっているのかいなと思ったほどでした。HP(http://www.aisenen.com/)も充実しているから興味のある方は見てやってください。Smile

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サボテンは水をやらなくてもよいと本気で思っている人がいるようですが正しくありません。ただし、少々水やりを忘れても簡単には枯れてしまいません。それは自生地の厳しい環境に耐えられるよう体内に相当の水分を蓄えられるようになっているからです。

水は用土が乾いたらあげるのを原則としますが、一番大切なことは「水はさぼてんが成長するときに必要だからあげる」のであって、成長しない時すなわち根が水を吸い上げない時にあげると、水分がいつまでも土の中にたまった状態になり、根腐れの原因になります。さぼてんをダメにする原因のほとんどは根腐れだそうです。

日本ではさぼてんの成長期は春(3,4,5月)と秋(9,10月)で、年間生育量の50%は春、秋は30%、夏は20%程度のようです。温室の規模、日当たり時間等さぼてんの栽培環境はいろいろなので一概には言えませんが、私の場合、春と秋には週に1~2回程度、夏は生育が鈍るので休ませる気持ちで回数を減らしています。寒い冬は休眠するので断水するのが無難です。


続 く

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